
日々の日常業務に追われ、本来注力したい業務に手が回らない・・・。
そんな悩みを抱えているなら、RPA(Robotic Process Automation)の導入が解決策になるかもしれません。
今回は、中小企業でも手軽に導入できるRPAの導入について紹介します。
RPAってなに?
RPAとは、簡単に言うと「パソコン上での作業をロボットが代わりに行ってくれる技術」のことです。
例えば、
・お客様からの注文内容を管理システムに入力する
・請求書を作成しPDFに変換して決まったフォルダに格納する
といった日常業務をいくつかのボタン操作で勝手に行ってくれるとしたらどうでしょう。
設定した通りに実行されるので人的ミスは少なくなり、今まで余裕がなくてできなかった業務に着手することが可能かもしれません。
RPAを導入するとできること
「お客様からの注文内容を管理システムに入力する」という業務を例に説明します。
人が作業する場合、以下の工程を注文の数だけ行う必要があります。
- 注文情報を開く
- 注文情報を保存
- 管理システムを開く
- 管理システムに注文情報をペースト
- 管理システムを保存
RPAで自動化した場合、ツールを起動し複数のボタン操作で同じ作業を行うことができます。
アイデア次第でさまざまな業務を自動化することができます。
ただ、ご自身の業務が「自動化できるのか」「どのように自動化すればよいか」というのはイメージがつかないかもしれません。
また、PRAは確かに便利ですごそうだけど、高額で難しいイメージがあるのではないでしょうか。

どうやって導入するの?
RPA導入のはじめのステップを紹介します。
導入目的を明確にする
まず、導入目的を決めることが重要です。
具体的な目標を設定せず、曖昧なままでは不十分な計画となり期待する効果が得られない可能性があります。
はじめに何を目的とするのかを明確にすることが重要です。
導入業務の選定
次にRPAで自動化するのに適した業務を洗い出し、選定します。
「決まった作業」「繰り返し作業」といったRPA導入に適した特徴のある業務をリストアップすると良いでしょう。
ここで、RPA導入後の業務のフローを可視化するとRPAの要件がはっきりしてきます。
ツールを選定する
選定した業務が決まったら、どのRPAツールを導入するかを選定します。
RPAを実現するためのツールは様々あり、中には無償のツールもあります。
無償ツールのひとつにPower Automateがあり、Windows10/11ユーザーであれば追加費用なしで利用でき、特別なIT知識がなくても比較的簡単に操作できる点が魅力です。
各ツールの要件や導入予算などからツールを決定します。
RPA導入事例
アリスタイルでのRPA導入実績を紹介いたします。
証券会社 口座開設申込管理システム (eKYC対応)
証券会社様の口座開設フォームとその申込の管理システムを構築しました。
既存の基幹システムに申込データを登録する必要がありましたが、その際にRPA導入で人の手による作業を最小限にすることができました。
この事例では有料のツールを使用しています。

請求書送付システム
卸売業者様向けに請求書送付システムを構築しました。
販売情報が保存されている管理システムから請求データを出力し、お客様に請求をお送りするまでの作業をRPAで自動化することで作業効率アップを実現できました。
この事例では無償のPower Automateを使っています。

まとめ
RPA導入は、業務効率化、コスト削減、品質向上など、企業にとって多くのメリットをもたらします。
でも、どの業務がRPAで自動化できるのか、どのツールを選べば良いのかわからないことが多いのではないでしょうか?
アリスタイルでは、お客様の業務の中で自動化できる業務を見付け、ご予算にあったRPAツールの選定・設定までをお手伝いすることができます。
ぜひRPAを導入して、業務改善してみませんか?
