DXについて何となく興味はあるけれど、実際にはどんなものかイメージがつかない、他社の事例を知りたいけれどなかなか知る機会がない・・・そんなお悩みをお持ちの経営者様、事業のご担当者様は多いのではないでしょうか?

今回のブログでは、そんな方々にとってご理解の一助となるべく、DX導入事例について弊社の代表取締役である吉田にインタビューを実施いたしました!ぜひご一読いただき、今後のDX推進の参考にしてみてくださいね。

代表取締役紹介

吉田 寛(よしだ ひろし)

株式会社アリスタイルの代表取締役。

マイブームは坂本龍馬と池井戸潤。 半年前に「龍馬が行く」を読んで感激してしまった。

インタビュー

(吉田)お客様の状況や業界等によってDXのアプローチは異なりますから、特定されるような個別具体的な内容についてここで言及することは避けますが・・・例えばとある水産業のお客様などは、「新事業を立ち上げたいが、経営資源が限られているため、現状の業務で手一杯でなかなか新しいことが始められない」という課題を抱えていらっしゃいました。

(吉田)ヒアリングを行った上でお客様に適したシステム導入を行い、少人数かつ短時間で業務を遂行できるよう、自動化された業務フロー、仕組みを構築しました。

(吉田)そうですね。結果として、そのお客様は既存事業を引き続き行いながらも、合間で新規事業を推進することが可能となりました。今はその新規事業で、最大限の成果を発揮できる事業モデルができつつあるようです。

(吉田)DXとは、単にアナログで行ってきたものをデジタルに移行すればいい、というものではありません。お客様によって最適解は異なりますし、そのために割ける時間なども限られています。

ですので、お客様の要望を徹底的にヒアリングした上で、それに見合うシステムを開発しご提供しました。お客様側でも、課題に対して自社がどうすべきかという明確なゴールが必ずしも最初から見えているとは限りません。そうした場合に、DXに関するノウハウや他社様での対応事例などの蓄積がある我々のような、外部からの視点が役に立つことがあります。

お客様の置かれている状況や背景などを詳しく伺っていく中で、このお客様が達成したい目標は「粗利率を上げること」であることがはっきりしてきました。ただ、それを現状のリソースで実現するには手間がかかるしリスクもある。そうした部分をシステムに代替させることで、仕入れ等にかかるコストやリスクを低減することができ、結果、事業の粗利率アップを実現することができました。

(吉田)医療機関の研究支援にも力を入れています。具体的には、患者さんの生活習慣、家庭環境や、健康状態(検体データ)を複数の医療期間で収集し、更に検査会社のデータを組み合わせることで、特定疾患の早期発見のためのビッグデータの収集・構築を実現しました。患者、医師、検査会社といった関係者が、それぞれに適した端末で利用しやすいように、PCとスマートフォンの双方で利用できるシステムとしました。

また、別の医学学会のお客様から、「以前は90時間かかっていた仕事が、20時間でできるようになった!」というお喜びの声をいただけたこともあります。

(吉田)私達が取り組んでいるDXは、世間一般で言われるDXと比べると非常に範囲が狭いものだと思います。なぜなら、DXの「X」は「トランスフォーメーション」であり、デジタルで事業モデルを「変革」していくという多面的な意味があるからです。ですが、狭いながらも、お客様のこれまでの事業に対する価値観が一変するような事業モデルの構築をお手伝いすることができると思っています。

アリスタイルにとってのDXの目的は、お客様の事業発展に貢献することです。

どこよりもお客様に寄り添い、お客様と同じ目的をもって、同じゴールを目指し、その上で、お客様と異なる目線で、お客様にはない技術や知識、知恵を活用すること、つまり、その道のプロであるお客様と、ITのプロである私たちの特性を掛け合わせることができれば、驚くべき幅広い可能性をご提案できると思っています。