DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
DXとは、「デジタル技術が社会に浸透することで人々の生活をより良く変えること」を指します。その主な目的は、事務業務のデジタル連携による効率化だけでなく、製品、サービス、ビジネスモデル、組織、文化、企業文化を変革し、競争上の優位性を生み出すことです。
経済産業省の「デジタルガバナンス・コード 実践の手引き2.1」によると、
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズをもとに、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と言われています。
一方、総務省の「情報通信白書令和3年版 デジタル・トランスフォーメーションの定義」によると、
「企業が顧客、市場の劇的な変化に対応しつつ、組織、文化、従業員の変革を牽引しながら、第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ(場所や媒体、及びアプリケーションを問わず、高度なセキュリティを確保することができること)、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術)を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネスモデルを通して、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンス(ある商品やサービスの利用における顧客視点での体験のこと)の変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立すること」と言われています。
DXとデジタル化の違い
デジタル化とは、IT ツールを使用して、これまで人間が行っていた作業の一部を置き換え、効率を向上させることです。
DXはデジタル化に加えて「競争力の向上」を目指します。
デジタル化による業務の省人化で削減したコストをDX戦略に振り向けることで、さらなる競争力の強化が可能になります。
営業におけるDXの重要性
多くの企業は、新型コロナウイルスの影響や働き方改革でDX化が求められるようになり、その中でも営業にとってDXは非常に重要です。どうして重要かを解説します。
顧客との関係構築
デジタルテクノロジーを活用することで、顧客との関係を強化し、より個別化されたサービスや製品を提供できます。顧客のニーズや行動を分析し、それに合わせたアプローチを取ることが可能です。
データ活用
DXによって蓄積されるデータを活用することで、営業プロセスの最適化・効率化が可能になります。データに基づいて意思決定や行動により、より効果的な営業活動が可能となります。
タスクの自動化
デジタル技術を活用することで、繰り返し行われる作業を自動化・効率化することができます。これにより、営業担当者は顧客との関係構築や戦略的活動により多くの時間を費やすことができます。
マーケティングとの連携
デジタルテクノロジーを活用することで、マーケティングとの連携を強化し、顧客へのアプローチを一層効果的に行うことができます。営業とマーケティングの連携により、より効果的な顧客獲得とサポートが可能になります。
企業が競争力を維持し成長していくためには、DXを活用した営業戦略を策定することが重要です。適切な計画とサポートがあれば、大きな成果を上げることができます。
「興味はあるけどまだ分からない」、「一度話を聞いてみたい」という方、お問合せお待ちしております!
参考サイト
総務省 情報通信白書令和3年版 デジタル・トランスフォーメーションの定義
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd112210.html
経済産業省 「デジタルガバナンス・コード」実践の手引き
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/dx-chushoguidebook/dxtebikihontai2.1.pdf